2007.05.31 Thu
削ってきたものは。

若い頃に手に入れた思い出深い品で、今では大切な宝物になっています。
なんだか骨董品のようなしぶい輝きさえ放っていませんか?
この電動鉛筆削りは電通のアートディレクターがラフスケッチを
描くときに、当時よく使用していたので私の憧れの逸品でした。
31年も前のことになりますが、無謀な若造がフリーになり旗揚げを
しでかした時に、とても欲しくて手にいれたものです。
色も型もまったく同じ三菱製です。
デザイン制作が、パソコンに代わりはじめた頃から使う頻度が少なくなり
いつの日か電源もぬかれて、オブジェ風になっていたのですが
昨年からはデスクの上に置くようになりました。
なかなか鉛筆をけずるまでの仕事をさせていませんが、役目をはたさないと
存在意義をもたないなと思いつつも、便利なパソコンに向かう日々です。
こうして徐々に変化しながら、すべて慣らされていくのか・・。
情報が簡単に手に入る時代はメールでパソコンで生活は豊かになったから・・。
あの頃に志したものが何であったろうかと、自問自答しながらふと考えてしまいます。
忙しい仕事の合間に鉛筆を削ると、その瞬間だけ一息つけた感覚を覚えています。
それってアナログ的と言うことでしょうか・・・。
時と共に生きている実感の度合いは濃いような気がしますけどね。
これまで削ってきた分の意味を、さらに深めていく為にもそろそろ赤い鉛筆削りを
復活させてみようかなと考えています。
そんな5月の最終日となりました。
| 日記 | 19:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑





























